「ミスマッチ」を防ぐために

今年も研修病院のマッチングが発表されました。悲喜こもごもとったところですが、1年目の若手にとってはそれこそ初めてですから、郷に入れば郷に従うしかありません。

ある程度、勤務医を続てくと、他の病院の待遇との格差などが気になるようになります。自分も転職サイトにたまに行くと、つい年収などの金額が目についてしまい、本当にその病院が求めている医師の人物像が見えてこない場合があります。

ここ2-3年、転職会社を使って転職したのに、「当初と話がぜんぜん違う」という先生に何人もお会いしました。もちろんこれは、病院側が悪いのではなく、 転職会社もある程度はきっかけになっているものもありますが、医師と病院の間での話し合いが不足していたり、医師側のリサーチ不足というのも原因になって いる場合もあります。

きちんと最後まで面倒をみてくれる転職会社を使った転職であれば、そうそう問題にならないはずです。ところが自分の知り合いの先生も含め、見事にはまってしまうケースがあります。

1.病院の立地とか専門性、診療ニーズ・・・が合わない。

2.病院の経営方針が見えていなかった

3.そもそも病院の労働条件をしっかりチェックしていなかった

4.医局とのトラブルが発生して新しい病院に影響がでてしまう

いずれも、転職する医師が転職会社に確認しなかった場合が往々にして・・・という感じです。もっと他のパターンもあるかもしれません。

病院側も医師には来て欲しいけど、一緒に働いてもらうのにその後のトラブルの種になってはたまりません。流動化というのは良い点もありますが、悪い点もあります。

一つは、転職市場が急激に広がったので、病院も医師も「気楽」 に取り組めることで、非常に転職しやすくなります。ただし、お互いのニーズを掴みそびれると、病院と医師の間でミスマッチが生じて、結局3ヶ月とか短期間 でまた変わって行く羽目になったりします。そういう意味では、きちんと診療成績を残せるような病院を選ぶべきですし、年収にあまり引っ張られ過ぎないよう な注意が必要です。

高い年収には必ず「条件」 があります。それをクリアできるかも含めて検討していく必要があります。転職が初めてなら、そういう条件をしっかり相談してもらえるキャリアカウンセラー を見つけて、じっくりと取り組む必要があります。迷いながらの転職は、自分自身を見失います。山には専門の道案内がいるように、困ったとき、そっと助けて くれる・・・そんな存在に巡り会うことも大切だと思います。

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