病院が淘汰される時代

本年最初のご挨拶としては遅れましたが、本年もよろしくお願い申し上げます。

去年は自治体病院も含め、私立病院の倒産などがニュースになりましたが、今年もやはり病院の経営が大きな問題になってきました。

転職する側にとっては、病院の経営などとは無縁であった方も多いかと思います。また、病院の中には優秀な院長や事務職員がいて、医師が収益のことを考えたりしなくても、医療だけに専念できる病院があります。

しかし、普通の公立病院は経営感覚のない院長や事務長がいたり、医療について知識や経験が十分でない事務職員だらけで、医師や看護スタッフが患者さんのために病院をよくしようと提案してもまったく提案がはねつけられる病院も多いようです。

病院の機能は日々刻々と進化する医療にあわせて変化するものですが、一番の因子は「」です。

その日のお金も大切なのですが、いい人材を育成するために、病院側が努力している病院はすばらしい可能性を秘めています。病院が危機意識をもって、自己改革をすることで良い人材は集まります。

そういう病院はおのずといい口コミが流れ、専門職としての働きがいのある職場や継続的な学習機会を提供しています。

現在の医師や看護師不足の中で、医療人材は流動化したため、人材獲得競争のために争っています。病院の経営の柱である「ひと」集めのために努力してこなかった公立病院や僻地の病院が「負け組」になる一方、民間病院でしっかりとした人材開発や人材教育に熱心に取り組んできた施設は、人を確保するためにインセンティブを与え、昇進や賃金などで公立病院とは違った体系をとっています。

硬直した公立病院のシステムは、フレキシブルな民間病院とは異なり、不利な立場にたたされ、地域医療で大切な役割も果たせずに撤退が続く可能性がまだあります。

今後、公立病院は、経営改善のために、独立行政法人化や民間への譲渡、あるいは「閉院」といったケースまで見られるようになると考えられます。。

医療圏の中の病院の位置づけについてはその地域ごとに歴史や過去の経緯などがあります。医療経営の中で、「ひと」 が占める要因が多いは書きましたが、不足している病院で、キーパーソンが不足している場合があります。その担当がいない場合、医療機関が探していることが あるはずです。いま、病院のホームページで出されている「医師や看護師募集」の記事を見て応募することが、あるとは思います。しかし、この裏話も取らない で病院とコンタクトを取ることは時として、「誰もやりたがらない」仕事の担当も可能性があります。

医師が新しい時代に合わせて医局以外に民間のキャリアカウンセラーを用いて、自分のキャリアパスを築くようになって数年。大学医局とは違った形でのサービスを受けるには、従来は「心構え」が必要だったと思いますが、今はネットを通して「気軽」に利用できるようなってきたと思います。

そういった中で、今年も「医師と転職」あるいは「病院で求められる医師の人物像」などを考えて参りたいと思います。

カテゴリ-

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

*

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong>