転職ブームに一石を投じる

最近、転職に失敗した医師と遭遇することがあります。もちろん、いろんなやり方があるので原因をあれこれ述べても仕方ないのですが、誰が悪いというより、「トラブル」を生む原因は、医師側にもありますし、採用した医療機関側にもあります。

転職をする時、医局長との相談の上、決裂してしまい、コンサルタントと相談して転職というのは、実は危険性が高いのです。自分もそうですが、医局や周りのスタッフと元々上手につきあえる人ならば、まずは転職時に医局ともスムースに行けることが多いです。

また、転職希望のタイミングは急なものほど危険です。できれば半年か3ヶ月は欲しいところです。それよりも短いのになると、あくまで「一時的」なものにしか成り得ません。長くつとめるためには、試験的採用というのもありますが、そのときも条件をしっかり決めないで、「もう辞めてしまったから」「変わりたい!」とばかりにのめり込むようにして転職するのは、危険性が大きいです。

また病院側も転職してくる医師やスタッフを受け入れる素地がある医療機関なら、研修もスムースでしょうが、逆に小規模だったり、ワンマン経営者による経営 の医療機関だと、「俺が決めたんだから」と事務的な合意もそこそこに、とにかく仕事をさせたがりますが、きちんと健康保険や労働条件の突き合わせをすませ て、書類での手続きをしてからでないと、あとで「言った、言わない」で気持ちのよくない話し合いが転職後始まることになります。

また、早く転職を決めるために転職サイトに複数登録して片っ端から合うのはいいですが、病院の数は全国で9000もないのです、希望している科や年収などの条件にあう医療機関の数はおのずと限られます。

無理に出せば早く決まるというのではなく、きちんと話にのってくれる紹介会社とじっくりと話し合うのも大切です。

「転職会社に騙された・・・」みたいなお話がありますが、「転職」に不慣れなので、お任せした可能性が高いです。そうならないためにも、時間はかけましょう。

そろそろ春の人事の青写真が見えてくる頃でしょうが、人材の争奪戦が激化しているのは事実ですが、転職先が決定しているか否かは、辞める職場や医局との話し合いにも影響します。

じっくり転職先を決めてから、テーブルについて辞職を伝えるようにしましょう。

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