その医局人事でいいですか?

やはり人事となると毎年決まった時期に医師は転勤しています。もちろん自分も所属している医局長から打診を受けながら、希望をかなえてもらえたり、そうではないところに赴任を受けた同僚も居ました。

基本的には、個人レベルのわがままは難しいのを誰もが知っている共同社会としての「医局」システムはそろそろ時代が変わってきています。ここ5年ほどの新研修システムで大学医局ごとに差別化が進み、キャリアパスに魅力がない医局には人が入りません。

そのため、医局長が大変な苦労をされますし、以前のように命令を押し付けるというのもなくなってきつつあると思います。それでも子供のいる女性医師に対し て単身赴任に近い勤務先を紹介したり、短期間に転勤(前任者が突然蒸発したとかいろいろあるようです)させられたり、都合のいい穴埋め役はいつも文句を言 わない先生と相場が決まっています。

逆に医局長にそれ相応の「希望」をきっちり伝えている先生は待遇がよい病院のポストを捕まえたり、アルバイト先にも不自由しなかったり変なことがありました。

病院の待遇は公立と民間でも違いますし、昨今は時間外当直勤務などで劣悪な労働環境を放置している雇用主が実は地方自治体だったりします。

人事は非常にセンシティブな問題ですし、同年代の仲間うちで不遇を一人引き受ける必要はないのです、逆にそういう勤務先に甘んじることは「後輩」のためにもよくないです。

相談できる人が居ないことはないと思いますが、たいがいは学位審査が済むまでは、医局人事に従うべきだ・・・とか、俺が世話になった○×先生が困っているんだから・・・といった浪花節的なお話の持って行き方されると言い出しにくくなります。

医局長の立場からすれば、弱い人が狙い打ちにされます。でなきゃ、それを順番に院生、医局員といった立場の悪い若手医師にたらいまわし・・・そんな医局に嫌気が差してという先生に自分は何人かお会いしました。

結局、医局人事と違って、自ら選び取った職場を愛することも大切ですが、最終決断を下した人間は案外強いものです。文句ばかり言わずに目的があるわけで、それが医局と断絶しても、別の社会があります。

複数の人材紹介会社の中からパートナーとなる紹介会社と絶えず連絡を取ること、決め手となったらきっちり詰めることが必要です。

医局人事が気に入らないからと、突然、思い立っての転職活動が「」とはならないこともあります。そういう不遇に遭わないためには「医局」を飛び出す準備期間をおいています。その時間は実は忍耐期間ではないのです、医局長や教授との挨拶を考えたら最低3ヶ月~はほしいところです。

馴れぬ転職活動と平行した、医局に出向いての交渉が幾たびもあることを考えたら、来年以降の話は寒くなる前に着手すべきです。

カテゴリ-

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

*

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong>