カンボジアへ。

少し前のお話になるのですが、
ご縁があって今年5月にカンボジアの医療機関へ
長年お付き合いをさせて頂いている口腔外科の先生を
ご紹介させて頂きました。

こちらの先生は、日本を拠点に長年海外での活動も
幅広くされている口腔外科専門医の先生です。

カンボジアはご存知の方も多いと思いますが、
ポルポト政権時代の1975年からのたった4年間で
総人口800万人足らずという小さな国で
人口の約3分の1が大虐殺されました。

収容所からの生還者はわずか7名程度。
20世紀で、自国民殺害というこれほどまでの大虐殺が
行われたのは世界でも異例中の異例です。

特に医師や弁護士、建築家、教師などの
知識層から大虐殺が始まったため、
1980年頃に第一線で活躍されていた
知識層の先生方、つまりは次世代を担う方々が
すっぽり空白の世代になってしまっているため
現在のカンボジアにはまともな教育を受けた
医師がほとんど存在しません。

解剖実習はおろか基礎医学の知識すらない方が
医師として民間治療に当たられている例が
多数存在し、医療水準が著しく低い国の一つとなっています。

カンボジアはこういった特殊な政治事情があるため
世界でも例外的に、日本の医師・歯科医師免許を
お持ちの先生方がそのまま治療や後進育成を行うことが
認められた国です。

今回ご紹介させて頂いた口腔外科の先生は
そういった地域への医療にとてもご興味があるという
ことで、ご紹介と視察を兼ねて私も
カンボジアに同行させて頂きました。

複数の医療機関を視察させて頂いたのですが、
カンボジアが建てた病院ではなく、
資本は全てベトナムからのもので
勤務するドクターもベトナム人医師の病院や、
中国が支援を行っている病院、
他にもカンボジア軍病院や王宮専属の病院などなど
沢山の医療機関を視察させて頂きました。

私もカンボジアは初めての国だったのですが、
日程中終日スケジュールがびっしりで
カンボジアの色々な方にお会いさせて頂いたので
緊張もしたのですが、とても充実した日々を
過ごすことができました。

カンボジアは暗い歴史のある国ですが、
現在は多数の国々の経済支援を受けたり、
暗い歴史の影で若い人口がとても多いため
毎年7%台の急激な経済成長を遂げているので、
投資や不動産購入なども活況になり
街並みも随分と近代化されてきていました。

プノンペン市街からもアクセスが良い場所に
住宅地を建設し、この近くに大型のショッピングモールや
クリニックモールや病院などの医療機関を
招致する計画中の区画もありました。

こういった招致予定があるため、
住宅街の地価が高騰してきているそうなのですが、
なんとこの地域の道路整備は日本企業が請け負っているそうです。

歴史も見聞きし、そして合わせて
こういった未来の可能性溢れる計画もご説明を頂き、
とても充実したカンボジア視察でした。

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